このたび、当院に在籍する歯科衛生士7名全員が「臨床歯科麻酔認定歯科衛生士」の資格を取得いたしました。さらに、院長も「臨床歯科麻酔管理指導医」としての認定を受けました。
これにより、患者さまにより安全で、安心して治療を受けていただける体制が整いました。
認定証は待合室に掲示しておりますので、ご来院の際にはぜひご覧ください。」
■「臨床歯科麻酔認定歯科衛生士」ってどんな資格?
この資格は、一般社団法人日本歯科医学振興機構が認定する制度です。
歯科衛生士が、麻酔に関する知識や技術を専門的に学び、認定講習と試験を経て取得することができます。
■もともと歯科衛生士は麻酔をしていいの?
「歯科衛生士が麻酔をしてもいいの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、歯科衛生士法や厚生労働省の通知にもとづき、歯科医師の指示のもとであれば、歯科衛生士による局所麻酔は法律で認められている行為です。
つまり、もともと歯科衛生士は診療補助として麻酔を行うことができますが、
この「臨床歯科麻酔認定歯科衛生士」は、その中でも特に麻酔について専門的に勉強し、正しい知識と技術を身につけていることの証明となる資格です。
例えるなら、看護師が医師の指示で注射を行うのと同じように、歯科衛生士が歯科医師の管理のもとで麻酔を担当することができるのです。
■どんな勉強や研修をしているの?
講習会では以下のような内容を学びます:
-
歯科麻酔学の基礎知識
-
歯科衛生士法・歯科医師法などの法的理解
-
麻酔に関する実践的な技術
-
緊急時の対応や安全管理など
修了後に認定試験を受け、合格することで資格が付与されます。
■資格取得によって得られるメリットは?
-
歯科衛生士がスムーズに麻酔を担当することで、治療時間が短縮されます
-
麻酔に不安を感じていた方も、専門的な研修を受けたスタッフが対応することで安心できます
-
歯科医師と衛生士が役割分担でき、より効率的で丁寧な治療が可能になります
■当院の取り組みと安全対策
麻酔は体に薬剤を投与する医療行為ですので、安全性の確保が最も重要です。
当院では以下の体制を整えています:
-
歯科医師による適切な指示と監督
-
資格を取得した歯科衛生士が対応
-
緊急時の対応マニュアルの整備
-
処置前の血圧測定による全身管理
■最後に
今回の資格取得を機に、学んだことをスタッフ全体で共有し、今後も安全で安心な歯科医療の提供に努めてまいります。
これからもすすむ歯科・矯正歯科をよろしくお願いいたします。