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歯周病

歯周病は何ミリから危険?歯周ポケットの深さと治療の目安・注意点

定期検診で「歯周ポケットが4ミリあります」と言われ、不安に思った方もいるかもしれません。歯周病は初期のうちは痛みや出血が少なく、自覚症状のないまま進行することもあります。歯周ポケットの深さは歯ぐきや骨の健康状態を示す重要な指標とされています。どの程度の深さから注意が必要なのかを知っておくことで、早めの対策が取りやすくなります。
今回は、歯周ポケットの深さと、治療の目安、注意点について、名古屋市天白区の歯医者「すすむ歯科・矯正歯科」が解説します。

 

1. 歯周病検査で調べる歯周ポケットとは

 
歯周病検査では、歯と歯ぐきの間の溝である「歯周ポケット」の深さを測ることがあります。歯周ポケットが深いほど、歯ぐきや骨にダメージが及んでいる可能性が高いと考えられています。

①歯周ポケットの基本

健康な状態では、歯と歯ぐきのすき間はおよそ1〜2ミリとされています。歯ブラシが届きやすい範囲にあり、歯ぐきが引き締まっているのが特徴です。

②歯周ポケットが深くなる理由

歯垢や歯石が長期間付着すると、歯ぐきが炎症を起こして腫れ、歯と歯ぐきの間が広がることがあります。炎症が続くと内部で骨が溶け始め、さらに深くなることがあります。

③検査の方法

歯医者では「プローブ」と呼ばれる細い器具を使って、各歯の歯周ポケットの深さを1本ずつ測定することがあります。痛みはほとんどなく、数値で歯ぐきの健康状態を確認できるとされています。

④数値が示す意味

1〜2ミリは健康、3ミリは歯肉炎の疑い、4ミリ以上になると歯周病の進行が考えられます。数値は炎症の有無やケアの状態によって変動することがあるため、定期的な測定が大切です。

⑤歯周ポケットと歯ぐきの関係

歯周ポケットが深いということは、歯ぐきが歯から離れている状態といえます。その奥で細菌が繁殖しやすく、放置すると歯を支える骨が失われる原因となることがあります。

歯周ポケットの深さは、歯ぐきや歯を支える骨の健康状態を知る目安となることがあるため、定期的にチェックして適切にケアすることが大切です。

 
 

2. 歯周病は何ミリから要注意?歯周ポケットの深さで見る進行度

 
歯周ポケットの深さは、歯周病の進行段階を判断する重要な目安とされています。ここでは、数値ごとの状態について解説します。

①1〜2ミリ:健康な状態

歯ぐきが引き締まり、炎症のない健康な状態といえます。ブラッシングやフロスを続けて、清潔に保ちましょう。

②3ミリ:歯肉炎の可能性

歯ぐきに炎症が起き始めている状態とされています。出血が見られることもあり、歯石除去などで改善が期待できる場合があります。

③4〜5ミリ:軽度〜中等度歯周炎

歯を支える骨の一部が溶け始めている可能性があります。自宅でのケアだけでは改善しにくく、歯医者での専門的なクリーニングが必要になることがあります。

④6ミリ以上:重度歯周炎

歯の根にまで炎症が進行し、歯の揺れを感じることもあります。外科的処置や再生治療が必要となる場合があります。

⑤数値が変動する理由

検査時の歯ぐきの腫れやブラッシングの状態でも、数値は変化することがあります。1回の測定で判断せず、経過を追って評価することが大切です。

歯周ポケットの数値が4ミリを超える場合、歯周病が進行してきている可能性があるため、早めに歯医者での治療やケア方法の見直しを行うことが推奨されます。

 
 

3. 深い歯周ポケットがある場合のセルフケアと注意点

 
歯周ポケットが深くなると、通常の歯磨きだけでは汚れを取りきれないことがあります。症状の進行を抑えるには、セルフケアと生活習慣の見直しが欠かせません。

①歯ブラシの使い方を見直す

歯周ポケットが深い部分は、強く磨くと歯ぐきを傷つけることがあります。毛先のやわらかい歯ブラシで、45度の角度を意識して歯ぐきの境目を意識して歯ブラシを動かしましょう。力を入れすぎず細かく磨くことが大切です。

②デンタルフロスや歯間ブラシの活用

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを完全に落とすことは難しいとされています。毎日、フロスや歯間ブラシで細菌がたまりやすい箇所を清掃しましょう。

③歯石除去と定期クリーニング

歯石は自宅で取り除くのが難しく、歯医者でのケアが必要とされています。炎症の再発を防ぐため、3〜4か月ごとの定期クリーニングを受けることが勧められます。

④生活習慣の改善

喫煙や睡眠不足、ストレスは歯周病を悪化させる要因となることがあります。禁煙やバランスの良い食事、十分な休養を心がけることで、歯ぐきの回復が期待できます。

深い歯周ポケットがある場合は、「清掃の徹底」「定期受診」「生活習慣の見直し」が三本柱とされています。毎日のケアと歯医者でのクリーニングを組み合わせることで、進行を抑えやすくなります。

 
 

4. 名古屋市天白区の歯医者 すすむ歯科・矯正歯科の歯周病治療

 
名古屋市天白区の歯医者 すすむ歯科・矯正歯科では、歯周病治療に注力し、歯肉の炎症や歯のぐらつきなど、軽度から重度まで幅広い症状に対応しています。
2025年9月には重度の歯周病にも非外科的にアプローチできる医療機器「ブルーラジカル P-01」を導入しました。
「歯肉を切らないと治らない」「治療しているのに腫れや膿が続く」といったお悩みをお持ちの方に対応しています。(自由診療)

歯周病は40歳以上の日本人の多くにみられ、進行すると歯を失う原因にもつながる病気です。
当院では、歯周病の早期発見・進行抑制・予防を大切にし、患者さんの大切な歯を少しでも長く保てるようサポートしています。
 

《当院の歯周病治療の特徴》

 

歯周病治療の特徴① 初期から重度まで幅広く対応

歯肉炎の段階から、骨の吸収が進んだ中等度・重度の歯周病まで幅広く診療しています。
必要に応じて、外科的な処置や再生療法、ブルーラジカル P-10を用いて治療(自由診療)を行うこともあります。

歯周病治療の特徴② 丁寧なカウンセリングと検査

歯周ポケットの深さやレントゲン画像をもとに正確な診断を行い、患者さんに分かりやすく説明します。
ご自身の状態を理解いただくことが、治療を始めるうえで大切と考えています。

歯周病治療の特徴③ 歯石除去・クリーニングによる原因除去

歯周病の原因となる歯石やプラークを、専用の器具を用いて丁寧に取り除きます。
定期的なクリーニングを続けることで、歯周病の進行を抑えやすくなります。

歯周病治療の特徴④ ブルーラジカルP-10を用いた非外科的処置への対応(自由診療)

ブルーラジカル P-01は、東北大学が開発し、厚生労働省により認可された世界初の非外科的歯周病治療機器です。
「歯肉を切らないと治らない」「治療しているのに腫れや膿が続く」といったお悩みをお持ちの方に活用しています。

歯周病治療の特徴⑤ メンテナンスと予防管理

治療後も再発を防ぐために、継続的なメンテナンスを行います。
歯周病は一度進むと元通りに戻すのは難しい病気だからこそ、定期検診と毎日のセルフケアが重要です。

すすむ歯科・矯正歯科では、患者さん一人ひとりに合わせた歯周病治療と予防プランをご提案しています。
歯ぐきの腫れや出血、口臭、歯のぐらつきなどが気になる方は、名古屋市天白区のすすむ歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。

▼歯周病治療の詳細はこちら

歯周病治療

▼ブルーラジカルの詳細はこちら

ブルーラジカル

 
 

まとめ

歯周ポケットの深さは、歯ぐきや骨の健康を知る重要な指標とされています。一般的に4ミリを超える場合は歯周病の進行が考えられるため、早めの受診が大切です。自宅でのケアを徹底し、定期的に歯医者で状態を確認することが、進行を防ぐ助けになるでしょう。
歯周病にお悩みの方は、名古屋市天白区の歯医者 すすむ歯科・矯正歯科までお問い合わせください。


 

監修:すすむ歯科・矯正歯科
院長 近藤 崇伸
経歴
2002年 愛知県立瑞陵高等学校卒業
2009年 長崎大学歯学部 卒業
名古屋大学医学部歯科口腔外科 入局
2011年 医療法人ナディアパークデンタルクリニック 勤務
2013年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科歯科矯正分野 入局
2016年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 修了
長崎大学客員研究員・臨床承認医
すすむ歯科・矯正歯科勤務
名古屋、大阪、長崎の複数のクリニックにて矯正治療担当

副院長 近藤 康次
経歴
2009年 私立東海高等学校 卒業
2016年 鹿児島大学歯学部 卒業
名古屋大学医学部附属病院歯科口腔外科 入局
2018年 東海市開業医勤務
2020年 すすむ歯科・矯正歯科勤務


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