矯正歯科
矯正歯科とは?
矯正歯科とは歯並びをきれいにし噛み合わせを正す治療方法です。
代表的な方法としては、歯に器具を固定し歯の位置を移動させる歯列矯正
また、大人の歯と子どもの歯では方法や目的も異なります。
当院では子どもから大人まで矯正治療を行っております。歯並びが気になるかたは是非ご相談ください。
※矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費診療です。
こんなお悩みありませんか?
- 子供の永久歯がずれて生えてきた、なかなか生えてこない。
- 子供の永久歯が大きい気がする。
- 口元が出ているのが気になる。
- 前歯のガタガタが気になる。
- 麺類が前歯で噛み切れない。
- 奥歯がずれていて良く噛めない。
- 子供がいつも口を開けたままである。
- 子供の鼻づまりがひどい、姿勢が悪い。
当院には日本矯正歯科学会認定医が在籍
日本矯正歯科学会とは?
歯科矯正学・矯正歯科臨床の進歩・発展を目的にし1926年に設立された対外的にも日本を代表とする学会です。日本各地の矯正歯科医を中心に、7,000名程の会員により構成されております。
本会は歯科矯正学の進歩、発展をはかることを目的とし、この目的を達成するために、学術大会の開催、機関誌の発行、認定医等の設定、その他必要と思われる事業を行っております。
日本矯正歯科学会認定医とは?
日本矯正歯科学会には認定医・専門医制度があります。 これは矯正歯科医療の水準を維持し向上を図ることによって一般市民の皆さんに適切な医療を提供するために行われているものです。そのために学会は、矯正治療に関して適切かつ充分な学識と経験を有するものを「日本矯正歯科学会の認定医・専門医」としています。
本学会は、基本研修を行うために基本研修機関を、臨床研修を行うために臨床研修機関を指定しています。 基本研修機関は、歯科矯正学を主に教授する講座(分野)を有する大学の附属病院。 臨床研修機関は、常勤の指導医または専門医1名以上が勤務し、臨床研修が可能な条件を満たしている医療機関。学会は、審査に合格し登録した機関に基本研修機関指定証あるいは臨床研修機関指定証を交付しています。
すすむ歯科・矯正歯科には、矯正歯科についての知識豊富な日本矯正歯科学会認定医在籍しており、見た目だけではない機能的な歯並びになるようご提案いたします。
しっかりと治療に対する患者様にも理解を深めていただき、ドクターと患者様の二人三脚で治療を進めて行きます。
※日本矯正歯科学会HPより一部引用
矯正治療の6つのポイント
1、小さな不安や疑問に親身になり、患者さんに寄り添う矯正治療
矯正治療は、人生に一度の決断でお金もかかります。また、治療も個人差はありますが2〜3年はかかってしまうので患者様と歯科医師・スタッフ間での信頼があってこその治療です。
開始するには必ず、しっかり精密な審査・診断を行い、治療計画・治療方法を丁寧にご説明し、ご納得いただけるよう、患者様に寄り添った治療を心掛けています。
2、ご家族の負担の少ない小児矯正
当院ではお子さんがたくさん来院され、主に小児矯正を中心に行っております。
小学生から中学生の前半は乳歯から永久歯への移行の時期です。
その時期は子供の大きさの顎に大人の大きさの歯が生えるのでアンバランスな状態できれいに並ばない事があります。よって、この時期は骨格の成長を利用して歯列の拡大、前歯の配列、咬み合わせの位置の修正をおこないます。
3、先が見える成人矯正
矯正治療のイメージというと、痛い・見た目が気になる・・と思われている方は多いと思います。以前のワイヤーによる矯正では、装置をつけたり調整したりすると数日の間は歯が浮いたような感覚になり、歯に痛みが出ることもありました。
近年の矯正治療の進歩によって、以前よりも歯にやさしい治療が可能となりました。
4、安心の料金上限設定
矯正治療は、長い治療期間が必要ですしかかる費用も決して安くはありません。
患者様にご負担なく安心して通院いただけるよう、独自の料金システムを設定しております。
それぞれの患者様がご希望する治療方法をご提案致します。
5、安心の5年保証
矯正治療後の後戻りは5年間の保証をいたします。一般的に矯正治療後の保証は2年前後の場合が多くあります。
当院では矯正治療後に保定装置を使用し定期検診に来院されている方は、5年間の長期保証を致します。再治療が必要な際は調整料のみのお支払いとなります。
(保証は成人矯正に限ります。再治療の際はワイヤー矯正装置での再治療になります。)
6、光学3Dスキャニング装置「iTero 5D」完備
〜矯正治療後の歯並びをその場でイメージできる〜
光学3Dスキャニング装置(iTero 5D)にて初診カウンセリング時に患者さんの口腔内をスキャンさせていただきます。
現在の状態を画像で確認することができ、さらに専用ソフトにてその場で矯正治療後の歯並びをシミュレーションすることができます。
簡易シミュレーションにより、患者さんが治療後の歯並びをしっかりイメージでき、治療を楽しんでいただけることを願っております。
歯並びの種類
上顎前突 (出っ歯)
上顎の前歯、または上顎全体が前に出ている状態をいいます。
骨が原因の場合と歯が原因の場合があります。具体的な例として「上顎が大きい場合」「下顎が小さい場合」「歯だけが出っ張っている場合」があります。
上顎前突の場合、前歯がうまく噛み合わないためうまきものが飲み込めなくなったり、上顎前歯の外傷が増えたりといったことがおこります。
上顎前突 (出っ歯)を矯正する際の矯正方法について小児矯正の場合、成長を利用して骨格的な改善を行います。
主に機能的顎矯正装置(ビムラー)や歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)といった機能的矯正装置を使用して下顎の成長を促します。
成人矯正の場合、カリエールや矯正用アンカースクリューを用いて上顎の歯列全体を後方に移動させたり、小臼歯の抜歯を行い前歯を後方に引っ込めたりといった治療になります。
反対咬合(受け口)
なぜ反対咬合(受け口)になるのでしょうか?
反対咬合とは、下の歯並びが上の歯並びより前に出すぎた咬み合わせのことをいいます。
受け口はかみ合わせが上下が反対であるため食事が正しくできないばかりでなく、発音も悪くなり、見た目にも顔が長く見えたり、しゃくれて見えたりします。
あごの関節にも負担がかかり、顎関節症になります。下あごの過度の成長や、上あごの成長不足といった遺伝的な要因と、顎を前に出すくせが習慣になって受け口になってしまう場合があります。
反対咬合(受け口)を矯正する際の矯正方法について
子供が反対咬合の場合は早めに相談するとよいでしょう。
小児矯正の場合、成長を利用して上下顎のバランスを整えることで反対咬合を改善します。
6歳までの乳歯列の場合は歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)などの取り外し可能な装置のみで改善する場合もあります。
7歳以降の場合、SLAやクワドヘリックス、フェイスマスクなどを使用して上顎の前方成長を促します。
また、遺伝的な要素が強い反対咬合の場合は成長期の終了まで観察し、成人矯正が必要となることがあります。
上下顎前突
顎の大きさと歯の大きさにズレがあり、上下の前歯が前方に傾斜することで上下顎前突になります。また、舌の癖があり歯を内側から押すことで前歯が前方に倒れることもあります。上下顎前突では、口が閉じにくい・口元が出ているなどの症状がみられます。
上下顎前突を矯正する際の矯正方法について
小児矯正では、顎の成長を促し永久歯が綺麗に並ぶスペースを作ったり舌のトレーニングを行います。
上下顎前突の場合、
・Ⅰ期治療
・Ⅱ期治療
の両方が必要な場合が多くあります。
成人矯正の場合、口元の突出感を改善するため上下の小臼歯を抜歯して前歯を引っ込めるケースが多いです。
ワイヤー矯正やマウスピースタイプの装置を使用に、必要に応じてインプラントアンカーなどの補助装置も使用します。
すきっ歯
顎の大きさと歯の大きさのバランスが合わない、歯の生えている角度がずれているなどが原因で歯と歯の間に隙間が開くことがあります。
口呼吸、飲み込みの癖などで舌で内側から歯を押してすきっ歯になる場合もあります。
すきっ歯を矯正する際の矯正方法について
ワイヤー矯正やマウスピースタイプの装置で歯を精密に動かしながらすき間を閉じていきます。また、舌の癖がある場合はMFTというトレーニングを行います。
乱杭歯(凸凹)(叢生)
叢生とは、歯の生える向きが正しい方向ではなく、重なりあったり、歯ならびがでこぼこになっている状態のことを言います。
原因として、歯が大きい場合、虫歯、あごの骨の割に歯が大きい、あごの骨が小さいなどがあります。八重歯は犬歯と呼ばれている上の歯の中でも最も根元が長い歯が、歯ぐきの上のほうから生えて、歯並びから飛びでている状態です。
顎の骨の成長不全や乳歯との生え変わりが上手くできなかった場合に生じる症状で、永久歯である犬歯が正常に萌出するスペースが確保できない場合に発生します。
歯ブラシがきちんと届かず、虫歯や歯周病になりやすい状態です。
乱杭歯(凸凹)(叢生)を矯正する際の矯正方法について
小児矯正の場合、顎の成長を利用して永久歯がしっかり並ぶためのスペースを確保していきます。SLAやクワドヘリックスなどを使用して歯列の拡大を行います。
成人矯正の場合、非抜歯矯正のテクニックを用いて叢生を改善したり、ガタガタが重度な場合は小臼歯を抜歯し歯並びを整えていきます。
開咬
開咬とは、上下の前歯または奥歯の一部が咬まなくなった状態です。上下の歯の位置や顎のズレがみられ、舌の癖や指吸いが原因であることが多い症状です。
開咬を矯正する際の矯正方法について
舌の癖、指吸いなどがある場合は、MFTというトレーニングを行います。 同時に、ワイヤー矯正やマウスピースタイプの装置により歯を精密に動かしてきれいな噛み合わせにしていきます。
過蓋咬合
過蓋咬合とは、上下の前歯が噛み合わせた時に4mm以上重なっている状態です。下唇の力が強かったり、飲み込む時に唇に力を入れる癖があることが原因となります。
成長期では、過蓋咬合により下顎の成長に影響を及ぼす可能性があります。
過蓋咬合を矯正する際の矯正方法について
小児矯正では、飲み込みのトレーニングや取り外し可能な装置で矯正していきます。
成人では、ワイヤー矯正やマウスピースタイプの装置で精密に歯を動かして治療します。
矯正治療の流れについて
1、矯正初診カウンセリング
(1時間程度)
初回は患者さんの症状、気になることを伺いながら、治療の概要についてご説明します。歯列不正とは何なのか、治療した方がよいのか、期間や費用などをお話します。実際の治療例もご覧いただきます。治療後の歯並びが想像でき、治療後を楽しみに思っていただけるように心がけています。
2、検査(30分程度)
歯型・口の中の写真・顔の写真・レントゲン写真などの治療に必要な検査を行います。
当院では骨格の分析を行うために頭部X線規格写真(セファロ)検査を行っています。
3、診断(30分程度)
検査結果を元に、診断用分析表を作成します。上下顎の大きさやバランス・前歯の傾斜・エステティックラインとの調和などを診断し、治療のシミュレーションを行います。気になるところだけでなく、本人や保護者様が気づいていない問題点も把握する必要があります。
お子様の場合
子供の場合は、診断結果により治療方法は次のパターンに分かれます。
①Ⅰ期治療を行うケース
②11歳前後からⅡ期治療を行うケース
③Ⅰ期治療とⅡ期治療が必要なケース
④通常の矯正治療と別に特殊な治療が必要なケース
矯正治療では、最も大切なのは「診断」です。しっかりとお話した後でご相談の上、治療開始を検討していただきます。
4、治療開始
治療計画をご説明し、ご承認いただけましたら治療開始となります。
治療中の注意事項についてご説明します。必要に応じて矯正装置を作るための型取りを行います。装置装着後は基本的に1ヶ月〜2ヶ月ごとの通院が必要となります。
5、保定
矯正治療後は、歯が元の位置に戻ろうとする後戻りが起こる場合があります。矯正装置の除去後は、後戻りを防ぐため必要に応じて保定装置を使用します。小児矯正の場合は、マルチブラケット装置を使用した場合のみ保定装を使用します。
6、メインテナンス
矯正治療後も歯並びの変化、虫歯や歯肉炎のチェックのため定期的なメインテナンスを行います。当院では、3〜4ヶ月のペースで定期検診をお勧めしております。
当院の矯正治療サポート制度
矯正治療の進行状況に対する返金の目安
・定治療期間の1/2に満たない場合:50%返金
・予定治療期間の1/2〜3/4の場合:25%返金
・予定治療期間の3/4以上の場合:返金なし
矯正歯科治療に伴う
一般的なリスクや副作用について
① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
© 2015 susumusika clinic.