WEB予約
お電話
LINE歯並び相談
Instagram
Youtube

マウスピース矯正

小児矯正で顎を広げる理由は?メリット・デメリットや痛みの対処法

お子さんの歯並びや噛み合わせに不安を感じたとき、「小児矯正」を考えるご家庭も多いのではないでしょうか。特に「顎を広げる治療」と聞くと、「本当に必要なのか」「痛みはあるのか」といった疑問や不安を抱く方も少なくありません。成長途中の子どもの骨は柔らかく、矯正治療を行うことで将来的な歯列の乱れや噛み合わせのトラブルを予防できる可能性があります。
今回は、小児矯正で顎を広げる理由やそのメリット・デメリット、そして痛みが出た場合の自宅での対処法について解説します。
 

小児矯正で顎を広げる理由とは?

小児矯正において「顎を広げる治療」が行われるのには、いくつかの明確な理由があります。これには、歯の生えるスペースの確保や噛み合わせのバランスを整えるためなど、成長期ならではの特性を生かしたアプローチが背景にあるからです。

①歯が並ぶスペースを確保するため

永久歯は乳歯よりも大きいため、そのままでは生えるスペースが不足することがあります。顎の幅が狭いと、歯が重なり合ったり、斜めに生えてくるなどの「歯列不正」が生じやすくなります。成長期のうちに顎を広げておくことで、将来的な抜歯や大掛かりな矯正を避けられる可能性があります。

②噛み合わせを整えるため

上下の顎の幅や位置が適切でないと正しい噛み合わせができず、食事や発音に支障をきたすことがあります。顎のバランスを整えることで、口全体の機能が改善されると同時に、顎関節への負担も軽減が期待されます。

③顔貌の左右バランスを保つため

顎の発達が偏ると、顔全体のバランスに影響が出ることがあります。成長期に適切な方向へ誘導することで、見た目の左右差や歪みを防ぐために矯正治療を行うこともあります。

④呼吸の改善につながるため

顎が狭いと舌の位置や鼻呼吸に影響を及ぼすことがあります。特に、上顎が狭いと鼻腔も狭くなりやすいため、口呼吸が習慣化することがあります。

このように、小児矯正で顎を広げることは、単に歯をきれいに並べるためだけでなく、全身の健康や発育にまで関係する治療になります。
 
 

2. 小児矯正で顎を広げるメリットとデメリット

顎を広げる矯正治療には多くの利点がありますが、注意すべき点も存在します。治療を始める前に、両方の側面を理解することが大切です。

<メリット>

①将来的な抜歯を避けられる可能性ができる

歯のスペースが不足している場合、大人になってから矯正治療をする際には抜歯が必要になるケースがあります。顎を広げることで、自然に歯が並ぶスペースを確保でき、抜歯のリスクを減らせる場合があります。

②成長を利用した治療ができる

成長中の子どもは骨がやわらかいため、顎の骨を比較的短期間で広げることが可能です。これにより、大人になって顎を広げる治療をするよりもスムーズな矯正が期待できます。

③噛み合わせや顔つきの改善ができる

顎の幅を整えることで、噛み合わせが正しくなり、顔のバランスが整うこともあります。これにより、見た目の印象や食事・発音のしやすさにも好影響を与えることがあります。

<デメリット>

①治療中に痛みや違和感を伴うことがある

顎を広げる装置は、徐々に骨を広げるため一定の痛みや圧迫感を伴う場合があります。特に、調整後の数日間は、食事がしづらくなることもあります。

②毎日の装着・管理が必要になる

顎を広げる装置の多くは、一定時間の装着が必要です。特に取り外し可能な装置の場合は、本人と保護者がしっかりと管理しなければ、十分な効果が得られません。

③保険適用外のことが多い

顎を広げる矯正治療は、一般的に自由診療となるため、治療費が高額になる場合があります。治療内容や医院によって費用が異なるため、事前の確認が必要です。

このように、顎を広げる小児矯正は多くのメリットがありますが、継続的な管理と一時的な不快感への理解も必要となります。保護者のサポートが治療成功の鍵と言えるでしょう。
 
 

3. 顎を広げる小児矯正の痛みと自宅でできる対処法

顎を広げる小児矯正では、歯や骨に力を加えるため、治療中に痛みや違和感を感じることがあります。これは成長を利用した矯正の特性上、避けられない一面もありますが、自宅でできる対処法を知っておくことで、お子さんの負担を軽減につながるでしょう。

①痛みが出るタイミングを理解する

顎を広げる際の痛みは、装置の調整を行った直後に感じることが多いです。特に、インビザラインファーストのマウスピースを交換した日などは、弱い痛みや圧迫感を訴えることがあります。これは、骨や歯に力が加わっている証拠で、通常は数日以内に治まる一時的なものが多いです。

②冷たいもので痛みを和らげる

痛みが気になるときは、冷たい飲み物や冷やしたタオル、保冷剤などで頬の外側を軽く冷やすと楽になることがあります。ただし、長時間冷やしすぎると逆に血行が悪くなり、治りが遅れることもあるため、10〜15分程度を目安にしましょう。

③やわらかい食事に切り替える

痛みが強いときは、硬いものや噛む力が必要な食べ物を避け、やわらかいメニューに切り替えることがおすすめです。おかゆやスープ、煮物、ヨーグルトなど、顎に負担をかけずに栄養を摂れる食事を選びましょう。

④痛み止めを使用する

市販の小児用解熱鎮痛剤を使うことで痛みを抑えることができますが、必ず用法・用量を守ることが重要です。また、長期間にわたって痛みが続くような場合や我慢できないほどの強い痛みがあるときは、無理をせず歯科医師に相談してください。

⑤装置の不具合をチェックする

装置が当たって口の中を傷つけていたり、ワイヤーが外れていたりすると、通常とは異なる痛みが出ることがあります。また、痛みの原因が装置のズレや破損で起こることもあります。そのような場合は、自宅で無理に調整せず、歯科医院での診察を受けましょう。

⑥子どもへの声かけやメンタルサポート

痛みを感じると不安になってしまうのは大人も子どもも同じです。保護者が「一時的なものだよ」「治療が進んでる証拠だね」と声をかけることが大切です。

痛みは誰にとってもつらいものですが、正しい知識とケアを行うことで、その多くは乗り越えることが期待できます。
 
 

4. 名古屋市天白区の歯医者 すすむ歯科・矯正歯科 の矯正治療

名古屋市天白区の歯医者 すすむ歯科・矯正歯科では大人から子どもまで、患者さんのニーズに合わせた様々な矯正治療をメニューを用意しています。

《大人の矯正治療》

歯並びや咬み合わせはもちろん、唇や横顔のラインの美しさまで考えた矯正治療を提供しています。

①ワイヤー矯正

重度の歯並びの矯正が可能です。
すすむ歯科・矯正歯科では「クリアブラケット」を使用した目立ちにくい矯正治療が可能です。口ゴボ治療にも対応しています。

②舌側矯正

矯正装置が見えにくい、むし歯になりにくい矯正治療です。

③マウスピース矯正(インビザライン矯正)

取り外しができ、目立ちにくいマウスピースを用いて歯を動かす矯正治療です。

④部分矯正

前歯の気になる箇所だけを部分的に治療することも可能です。

▼大人の矯正治療の詳細はこちら
https://susumu-dental.com/kyousei/ortho/

《子どもの矯正治療》

子どもの矯正治療はキレイな永久歯の歯並びのために大切です。
矯正治療を始める時期についてもお気軽にご相談ください。

①マウスピース矯正(インビザライン・ファースト)

多くの種類の不正咬合に適応しています。途中で生え変わりが起こっても治療が行えます。

②歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)

口周りの筋肉バランスを整え、正しい顎の発育・歯列の発達を促します。

③機能的顎矯正装置(ビムラー)

下顎が小さい出っ歯の症状を改善する装置です。

④マルチブラケット

捻れやガタガタの歯並びを整えるワイヤー式の矯正装置です。

▼子どもの矯正治療の詳細はこちら
https://susumu-dental.com/kyousei/kids/

「インビザライン」「インビザライン・ファースト」による矯正治療においては遠隔リモート矯正「インビザライン・バーチャルケア.AI」を導入しています。ご自宅でお口の写真を撮影し、送付するだけで、通常1~2か月おきの通院を3~4か月おきにすることができ、通院回数を半分以下にすることができます。お忙しい方や、お子さんを連れてのご来院が大変な親御さんからご好評いただいています。

▼「インビザライン・バーチャルケア.AI」の詳細はこちら
https://susumu-dental.com/kyousei/mouse_space/remote.html
 
 

まとめ

小児矯正で顎を広げる治療は、永久歯がきれいに並ぶためのスペース確保や噛み合わせの改善など、将来的なトラブルを未然に防ぐ重要な役割を果たします。痛みや不快感が伴うこともありますが、正しい対処法と保護者のサポートによって乗り越えられるケースがほとんどです。治療にはメリット・デメリットがあるため、事前に十分な説明を受け、納得したうえで進めることが重要となります。

名古屋市天白区周辺で小児矯正についてお悩みの方は、すすむ歯科・矯正歯科までお問い合わせください。
 
 


 

監修:すすむ歯科・矯正歯科
院長 近藤 崇伸
経歴
2002年 愛知県立瑞陵高等学校卒業
2009年 長崎大学歯学部 卒業
名古屋大学医学部歯科口腔外科 入局
2011年 医療法人ナディアパークデンタルクリニック 勤務
2013年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科歯科矯正分野 入局
2016年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 修了
長崎大学客員研究員・臨床承認医
すすむ歯科・矯正歯科勤務
名古屋、大阪、長崎の複数のクリニックにて矯正治療担当

副院長 近藤 康次
経歴
2009年 私立東海高等学校 卒業
2016年 鹿児島大学歯学部 卒業
名古屋大学医学部附属病院歯科口腔外科 入局
2018年 東海市開業医勤務
2020年 すすむ歯科・矯正歯科勤務


関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。