「口が閉じにくい」「出っ歯で笑顔に自信がない」「Eラインを整えたい」
そんなお悩みを持つ20代女性に対して、アンカースクリュー併用・抜歯ワイヤー矯正による治療を行いました。
本記事では、名古屋市天白区「すすむ歯科・矯正歯科」で治療を受けた患者様の症例をご紹介します。
(※掲載には患者様の同意をいただいております)
🔎 症例のポイント
- 主訴:出っ歯・口が閉じにくい・口元の突出感
- 抜歯+アンカースクリューでしっかり前歯を後退
- 顔貌(横顔・笑顔)・歯列・咬合のすべてで大きな変化
- 約2年半でEラインの整った口元と安定したかみ合わせを実現
📝 初診時情報
- 年齢:20代女性
- 主訴:出っ歯・口が閉じにくい
- 診断名:上顎前突・叢生
- 治療法:上顎第1小臼歯(4番)と下顎第2小臼歯(5番)の抜歯、アンカースクリュー使用、マルチブラケット装置(表側矯正)
- 治療期間:約2年半
📸 Before/Afterで見る治療の変化
【1】横顔(Eライン)の変化
▶ 解説:
治療前は口元が前方に突出し、いわゆる口ゴボの状態になっていました。
治療後は前歯の後退により、Eラインの整ったフェイスラインに変化。口を閉じたときの緊張感も改善されています。
【2】口腔内正面の変化

上の前歯が前方へ大きく突出していた状態から、しっかりと咬み合う位置へと改善。咬合が安定し、見た目も自然になりました。
【3】側方のかみ合わせの変化
▶ 解説:
出っ歯による咬み合わせのズレが見られたBeforeに対し、Afterでは上下の犬歯・小臼歯・大臼歯が適切な位置で咬合し、機能的にも安定しています。
【4】上顎咬合面の変化
▶ 解説:
上顎の歯列は、治療前にはV字型で叢生が目立ちました。
治療後はU字型に整ったアーチとなり、清掃性も大きく向上しています。
【5】下顎咬合面の変化
▶ 解説:
下顎前歯の叢生(ガタつき)がしっかり解消され、U字型の歯列になりました。かみ合わせも改善され、口腔内全体のバランスが整いました。
【6】治療中の様子
▶ 解説:
表側ワイヤー矯正に加え、アンカースクリュー(上顎)を固定源として使用。
これにより、前歯を後方へ確実に移動させる矯正力が得られました。
💰 治療費(治療当時・税込)
項目 | 金額 |
---|---|
検査診断料 | ¥55,000 |
矯正基本料(ワイヤー矯正) | ¥935,000 |
毎回の調整料 | ¥5,500/回 |
保定装置(リテーナー) | ¥55,000 |
💬 担当医コメント
患者様から、「見た目の変化」だけでなく、「口が閉じやすくなった」「表情が自然になった」と治療後に喜びのお声をいただきました。
当院では、見た目と機能の両立を大切にした矯正治療を行っています。
気になる症状があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
名古屋市天白区の歯医者 すすむ歯科・矯正歯科の矯正治療
名古屋市天白区の歯医者すすむ歯科・矯正歯科では大人から子どもまで、患者さんのニーズに合わせた様々な矯正治療をメニューを用意しています。
《大人の矯正治療》
歯並びや咬み合わせはもちろん、唇や横顔のラインの美しさまで考えた矯正治療を提供しています。
①ワイヤー矯正
重度の歯並びの矯正が可能です。
すすむ歯科・矯正歯科では「クリアブラケット」を使用した目立ちにくい矯正治療が可能です。口ゴボ治療にも対応しています。
②舌側矯正
矯正装置が見えにくい、むし歯になりにくい矯正治療です。
③マウスピース矯正(インビザライン矯正)
取り外しができ、目立ちにくいマウスピースを用いて歯を動かす矯正治療です。
④部分矯正
前歯の気になる箇所だけを部分的に治療することも可能です。
▼大人の矯正治療の詳細はこちら
https://susumu-dental.com/kyousei/ortho/
《子どもの矯正治療》
子どもの矯正治療はキレイな永久歯の歯並びのために大切です。
矯正治療を始める時期についてもお気軽にご相談ください。
①マウスピース矯正(インビザライン・ファースト)
多くの種類の不正咬合に適応しています。途中で生え変わりが起こっても治療が行えます。
②歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)
口周りの筋肉バランスを整え、正しい顎の発育・歯列の発達を促します。
③機能的顎矯正装置(ビムラー)
下顎が小さい出っ歯の症状を改善する装置です。
④マルチブラケット
捻れやガタガタの歯並びを整えるワイヤー式の矯正装置です。
▼子どもの矯正治療の詳細はこちら
https://susumu-dental.com/kyousei/kids/
「インビザライン」「インビザライン・ファースト」による矯正治療においては遠隔リモート矯正「インビザライン・バーチャルケア.AI」を導入しています。ご自宅でお口の写真を撮影し、送付するだけで、通常1~2か月おきの通院を3~4か月おきにすることができ、通院回数を半分以下にすることができます。お忙しい方や、お子さんを連れてのご来院が大変な親御さんからご好評いただいています。
▼「インビザライン・バーチャルケア.AI」の詳細はこちら
https://susumu-dental.com/kyousei/mouse_space/remote.html
【矯正治療 リスクや副作用について】
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1,2週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 矯正治療中には装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まり ますので、しっかり磨いてもらったり、メンテナンスを受けてもらったりする必要があります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属アレルギーの症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が損傷する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- 顎の成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
監修:すすむ歯科・矯正歯科
院長 近藤 崇伸
経歴
2002年 愛知県立瑞陵高等学校卒業
2009年 長崎大学歯学部 卒業
名古屋大学医学部歯科口腔外科 入局
2011年 医療法人ナディアパークデンタルクリニック 勤務
2013年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科歯科矯正分野 入局
2016年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 修了
長崎大学客員研究員・臨床承認医
すすむ歯科・矯正歯科勤務
名古屋、大阪、長崎の複数のクリニックにて矯正治療担当
副院長 近藤 康次
経歴
2009年 私立東海高等学校 卒業
2016年 鹿児島大学歯学部 卒業
名古屋大学医学部附属病院歯科口腔外科 入局
2018年 東海市開業医勤務
2020年 すすむ歯科・矯正歯科勤務