「前歯が出ていて口が閉じにくい」「笑顔に自信が持てない」「口元が出ているのが気になる」
──そうしたお悩みは、見た目だけでなく、かみ合わせ・発音・呼吸・姿勢にも関係しています。
今回は、名古屋市天白区の「すすむ歯科・矯正歯科」で治療を受けた10代女性の矯正症例をご紹介します。
抜歯とアンカースクリューを併用し、見た目と機能の両立を図ったケースです。
患者様のご了承のもと、Before/Afterの写真を掲載しております(※掲載同意済み)。
以下の動画でも紹介しております。
📌 初診時情報
- 年齢:10代・女性
- 主訴:前歯が出ていて口が閉じにくい、ガタガタしている
- 診断名:上下顎前突・叢生(そうせい)
- 治療法:上下4本の小臼歯抜歯、アンカースクリュー使用、ワイヤー矯正
- 治療期間:約2年半
📸 Before/Afterで見る治療の変化
【1】横顔の変化(Eライン改善)
▶ 解説:
治療前はいわゆる「口ゴボ」と呼ばれる状態で、上下の唇が前に突出している印象でした。
矯正治療後は前歯が後退し、Eライン(鼻先と顎先を結ぶ美しい横顔ライン)が改善し、調和のとれた横顔へと変化しています。
【2】口元の正面変化
▶ 解説:
笑顔の印象にも大きな変化が見られます。歯列が整い、口元が後退したことによって、口角が自然に上がったバランスのよいスマイルになっています。
【3】正面口腔内写真
▶ 解説:
前歯の突出と叢生が改善され、上下の前歯のかみ合わせも自然な状態に。
しっかりと前歯が咬み合い、口を閉じやすくなったと患者さんも実感されています。
【4】側方からの咬合関係(犬歯・小臼歯・大臼歯)
▶ 解説:
治療前は上下の咬合がずれていましたが、Afterでは犬歯誘導と大臼歯の安定したかみ合わせが得られています。
長期的な安定性を見据えた仕上がりです。
【5】上顎歯列(咬合面観)
▶ 解説:
治療前は歯列がV字型に狭く、叢生も目立ちました。
治療後はアーチがU字型に整い、歯並びが美しく改善されています。
【6】下顎歯列(咬合面観)
▶ 解説:
前歯部の叢生が解消され、アーチがU字型に整いました。
舌や口唇の機能にも好影響をもたらします。
【7】治療中の様子
▶ 解説:
マルチブラケット装置(透明ブラケット+メタルワイヤー)を使用。
上顎にはアンカースクリューを設置し、前歯をしっかりと後退させるための固定源としています。
【8】レントゲンによる変化(パノラマ)
▶ 解説:
治療前(上画像)では、左下の親知らずが第2大臼歯(7番)を強く圧迫しており、7番が水平に埋伏してしまっていました。 治療後(下画像)では、7番の位置が改善し、歯の方向も改善されました。
治療費用(治療当時)
項目 | 費用(税込) |
---|---|
検査・診断料 | ¥55,000 |
ワイヤー矯正基本料 | ¥935,000 |
調整料(通院ごと) | ¥5,500 |
保定装置(リテーナー) | ¥55,000 |
担当医より
「出っ歯」「口元の突出感」は、見た目のお悩みだけでなく、呼吸・発音・姿勢など多方面に影響することがあります。
本症例のように、抜歯やアンカースクリューを計画的に使用することで、機能と審美性の両立が可能です。
すすむ歯科・矯正歯科では、患者さんと一緒に計画を立てながら、理想の口元を目指して治療を行っております。お気軽にご相談ください。
名古屋市天白区の歯医者 すすむ歯科・矯正歯科の矯正治療
名古屋市天白区の歯医者すすむ歯科・矯正歯科では大人から子どもまで、患者さんのニーズに合わせた様々な矯正治療をメニューを用意しています。
《大人の矯正治療》
歯並びや咬み合わせはもちろん、唇や横顔のラインの美しさまで考えた矯正治療を提供しています。
①ワイヤー矯正
重度の歯並びの矯正が可能です。
すすむ歯科・矯正歯科では「クリアブラケット」を使用した目立ちにくい矯正治療が可能です。口ゴボ治療にも対応しています。
②舌側矯正
矯正装置が見えにくい、むし歯になりにくい矯正治療です。
③マウスピース矯正(インビザライン矯正)
取り外しができ、目立ちにくいマウスピースを用いて歯を動かす矯正治療です。
④部分矯正
前歯の気になる箇所だけを部分的に治療することも可能です。
▼大人の矯正治療の詳細はこちら
https://susumu-dental.com/kyousei/ortho/
《子どもの矯正治療》
子どもの矯正治療はキレイな永久歯の歯並びのために大切です。
矯正治療を始める時期についてもお気軽にご相談ください。
①マウスピース矯正(インビザライン・ファースト)
多くの種類の不正咬合に適応しています。途中で生え変わりが起こっても治療が行えます。
②歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)
口周りの筋肉バランスを整え、正しい顎の発育・歯列の発達を促します。
③機能的顎矯正装置(ビムラー)
下顎が小さい出っ歯の症状を改善する装置です。
④マルチブラケット
捻れやガタガタの歯並びを整えるワイヤー式の矯正装置です。
▼子どもの矯正治療の詳細はこちら
https://susumu-dental.com/kyousei/kids/
「インビザライン」「インビザライン・ファースト」による矯正治療においては遠隔リモート矯正「インビザライン・バーチャルケア.AI」を導入しています。ご自宅でお口の写真を撮影し、送付するだけで、通常1~2か月おきの通院を3~4か月おきにすることができ、通院回数を半分以下にすることができます。お忙しい方や、お子さんを連れてのご来院が大変な親御さんからご好評いただいています。
▼「インビザライン・バーチャルケア.AI」の詳細はこちら
https://susumu-dental.com/kyousei/mouse_space/remote.html
【矯正治療 リスクや副作用について】
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1,2週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 矯正治療中には装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まり ますので、しっかり磨いてもらったり、メンテナンスを受けてもらったりする必要があります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属アレルギーの症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が損傷する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- 顎の成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
監修:すすむ歯科・矯正歯科
院長 近藤 崇伸
経歴
2002年 愛知県立瑞陵高等学校卒業
2009年 長崎大学歯学部 卒業
名古屋大学医学部歯科口腔外科 入局
2011年 医療法人ナディアパークデンタルクリニック 勤務
2013年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科歯科矯正分野 入局
2016年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 修了
長崎大学客員研究員・臨床承認医
すすむ歯科・矯正歯科勤務
名古屋、大阪、長崎の複数のクリニックにて矯正治療担当
副院長 近藤 康次
経歴
2009年 私立東海高等学校 卒業
2016年 鹿児島大学歯学部 卒業
名古屋大学医学部附属病院歯科口腔外科 入局
2018年 東海市開業医勤務
2020年 すすむ歯科・矯正歯科勤務