✅こんな方におすすめ
- お子さんの前歯がデコボコしていて心配な方
- 永久歯が生えてくるスペースが足りないかも?と感じている方
- 目立たない装置で、お子さんに負担をかけずに矯正したい方
- 将来的に抜歯をせずに矯正を終えたいとお考えの方
📝初診時情報
- 年齢:8歳(女の子)
- お悩み:前歯のガタガタ、スペース不足
- 診断名:顎の幅がせまく、永久歯が並ぶスペースが足りない「狭窄歯列・叢生」
- 治療方法:マウスピース型矯正装置「インビザラインファースト」を使用
- 治療期間:約1年3ヶ月
- 目的:前歯のガタガタを整えながら、これから生えてくる永久歯のスペースをつくること
💡この症例のポイント
- お子さんの成長を利用して、やさしく自然に歯並びを整える小児矯正
- インビザラインファーストは、見た目が気にならず、取り外しも可能で安心
- 将来の本格矯正をスムーズに進める土台をしっかり整える治療
- 歯列を広げることで、永久歯がきれいに並ぶスペースを確保できました
📸Before/Afterで見る歯並びの変化
【1】正面口腔内写真の変化(叢生の改善)
Before:
前歯がきれいに並ぶスペースが足りず、デコボコに生えてしまっています。歯磨きもしづらく、むし歯や歯ぐきのトラブルにつながりやすい状態です。
After:
前歯がすっきり整い、まっすぐきれいに並ぶようになりました。これにより、見た目の印象が良くなるだけでなく、歯磨きがしやすくなり、将来のトラブル予防にもつながります。
【2】側方咬合の変化(過蓋咬合の改善)
Before:
上の前歯が下の歯を深く覆ってしまっており、「過蓋咬合(かがいこうごう)」と呼ばれる状態です。咬み合わせのバランスが悪く、顎の負担や前歯の摩耗の原因になることもあります。
After:
噛み合わせが正常に近づき、上の前歯が下の前歯を適度に覆うように改善されています。しっかり噛めるようになり、顎や歯への負担も軽減されました。
【3】上顎の咬合面(アーチの広がり)
Before:
上あごの歯列(アーチ)が狭く、奥歯が内側に倒れ込んでいる印象です。これでは永久歯がきれいに並ぶスペースが確保できません。
After:
アーチが広がり、奥歯がしっかり外側に誘導され、きれいなU字型の歯列になっています。これにより、永久歯が無理なく自然に生えるスペースが確保されました。
【4】下顎の咬合面(叢生の改善)
Before:
下あごの前歯もガタガタで、歯同士が重なり合ってしまっている状態です。このまま永久歯が生えてくると、さらに歯並びが悪化する可能性がありました。
After:
歯がきれいに並ぶようになり、自然なアーチ状に整いました。噛み合わせもスムーズになり、将来的な矯正の必要性が軽減される可能性もあります。
【5】治療中の様子
治療途中の写真では、装置の力によって少しずつ歯並びが整っていく様子が分かります。マウスピース型の矯正装置は取り外しができるため、お子さんの生活への負担も少なく、食事や歯みがきも今まで通り行えます。
治療中も着実に変化が見られ、親御さんもお子さんも安心して治療を続けていただけました。
🩺担当医コメント
今回のように、前歯のガタガタやスペース不足は小学校低学年〜中学年のうちに整えておくと、後の矯正治療がスムーズになりやすいです。
インビザラインファーストは見た目が気にならず、お子さん自身も前向きに取り組みやすい治療法です。
「いつ始めたらいいの?」「まだ早いかな?」と迷われている方こそ、一度お気軽にご相談ください。
名古屋市天白区の歯医者 すすむ歯科・矯正歯科の矯正治療
名古屋市天白区の歯医者すすむ歯科・矯正歯科では大人から子どもまで、患者さんのニーズに合わせた様々な矯正治療をメニューを用意しています。
《大人の矯正治療》
歯並びや咬み合わせはもちろん、唇や横顔のラインの美しさまで考えた矯正治療を提供しています。
①ワイヤー矯正
重度の歯並びの矯正が可能です。
すすむ歯科・矯正歯科では「クリアブラケット」を使用した目立ちにくい矯正治療が可能です。口ゴボ治療にも対応しています。
②舌側矯正
矯正装置が見えにくい、むし歯になりにくい矯正治療です。
③マウスピース矯正(インビザライン矯正)
取り外しができ、目立ちにくいマウスピースを用いて歯を動かす矯正治療です。
④部分矯正
前歯の気になる箇所だけを部分的に治療することも可能です。
▼大人の矯正治療の詳細はこちら
https://susumu-dental.com/kyousei/ortho/
《子どもの矯正治療》
子どもの矯正治療はキレイな永久歯の歯並びのために大切です。
矯正治療を始める時期についてもお気軽にご相談ください。
①マウスピース矯正(インビザライン・ファースト)
多くの種類の不正咬合に適応しています。途中で生え変わりが起こっても治療が行えます。
②歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)
口周りの筋肉バランスを整え、正しい顎の発育・歯列の発達を促します。
③機能的顎矯正装置(ビムラー)
下顎が小さい出っ歯の症状を改善する装置です。
④マルチブラケット
捻れやガタガタの歯並びを整えるワイヤー式の矯正装置です。
▼子どもの矯正治療の詳細はこちら
https://susumu-dental.com/kyousei/kids/
「インビザライン」「インビザライン・ファースト」による矯正治療においては遠隔リモート矯正「インビザライン・バーチャルケア.AI」を導入しています。ご自宅でお口の写真を撮影し、送付するだけで、通常1~2か月おきの通院を3~4か月おきにすることができ、通院回数を半分以下にすることができます。お忙しい方や、お子さんを連れてのご来院が大変な親御さんからご好評いただいています。
▼「インビザライン・バーチャルケア.AI」の詳細はこちら
https://susumu-dental.com/kyousei/mouse_space/remote.html
【矯正治療 リスクや副作用について】
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1,2週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 矯正治療中には装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まり ますので、しっかり磨いてもらったり、メンテナンスを受けてもらったりする必要があります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属アレルギーの症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が損傷する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- 顎の成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
監修:すすむ歯科・矯正歯科
院長 近藤 崇伸
経歴
2002年 愛知県立瑞陵高等学校卒業
2009年 長崎大学歯学部 卒業
名古屋大学医学部歯科口腔外科 入局
2011年 医療法人ナディアパークデンタルクリニック 勤務
2013年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科歯科矯正分野 入局
2016年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 修了
長崎大学客員研究員・臨床承認医
すすむ歯科・矯正歯科勤務
名古屋、大阪、長崎の複数のクリニックにて矯正治療担当
副院長 近藤 康次
経歴
2009年 私立東海高等学校 卒業
2016年 鹿児島大学歯学部 卒業
名古屋大学医学部附属病院歯科口腔外科 入局
2018年 東海市開業医勤務
2020年 すすむ歯科・矯正歯科勤務