皆さん、今日は歯周病は完治させることができるかどうかという問題についてです。
結論は現在の歯科医学では完治させることはできないと言われています。
歯科医院に通院しても歯周病によっておこる歯茎の炎症はよくなったり、悪くなったりの繰り返しというのが実感ではないでしょうか。
ではなぜ完治させることができないのでしょうか。
その理由の一つは歯周病菌がほとんどの成人の口の中にいる常在菌だからです。
常在菌をなくすことはできないからです。
しかし、人によって存在する細菌の種類や量、あるいは細菌の活動性が違うので歯周病になる人、ならない人がいるわけです。
さらに、細菌に対する抵抗力も人によって違います。
ですからできるだけ細菌の数を減らし、おとなしくさせておくことが必要です。
2番目の理由は歯周病菌はバイオフィルムという厚い膜に覆われて存在しているので、抗生物質のような薬が浸透しないので、薬は効きません。
その膜をかきとることが唯一の菌を減らす方法です。
いわゆる歯石、歯垢の除去です。
3番目の理由は歯周病菌は上皮細胞、繊維芽細胞などの細胞内にも侵入してしまうからです。
その侵入した細菌は分解される人とされない人がいることもわかってきたそうです。
そんなわけですが歯周病菌とうまく付き合っていっていけば歯茎の健康を各人なりに保つことはできます。
しかしその努力は必要です。
さあ、皆さんの歯茎の健康度は如何でしょうか。
日付: 2015年12月10日 カテゴリ:ブログ