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歯周病~治療から完治~

皆さん、今日は歯周病は完治させることができるかどうかという問題についてです。
結論は現在の歯科医学では完治させることはできないと言われています。
歯科医院に通院しても歯周病によっておこる歯茎の炎症はよくなったり、悪くなったりの繰り返しというのが実感ではないでしょうか。

ではなぜ完治させることができないのでしょうか。
その理由の一つは歯周病菌がほとんどの成人の口の中にいる常在菌だからです。
常在菌をなくすことはできないからです。
しかし、人によって存在する細菌の種類や量、あるいは細菌の活動性が違うので歯周病になる人、ならない人がいるわけです。

さらに、細菌に対する抵抗力も人によって違います。
ですからできるだけ細菌の数を減らし、おとなしくさせておくことが必要です。
2番目の理由は歯周病菌はバイオフィルムという厚い膜に覆われて存在しているので、抗生物質のような薬が浸透しないので、薬は効きません。
その膜をかきとることが唯一の菌を減らす方法です。
いわゆる歯石、歯垢の除去です。
3番目の理由は歯周病菌は上皮細胞、繊維芽細胞などの細胞内にも侵入してしまうからです。
その侵入した細菌は分解される人とされない人がいることもわかってきたそうです。

そんなわけですが歯周病菌とうまく付き合っていっていけば歯茎の健康を各人なりに保つことはできます。
しかしその努力は必要です。
さあ、皆さんの歯茎の健康度は如何でしょうか。

愛知県天白区の歯医者【すすむ歯科・矯正歯科】

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歯周病菌の特性

皆さん、今回は歯周病菌の特性についてお知らせします。

一つ目は歯周病菌は子供の口の中にはいないということです。
おおむね18才以降に感染すると言われています。
家族や身近な人からうつることが多いようです。
一つの鍋をみんなでつつくようなことから感染します。
唾液を介した感染です。
大皿料理ではとり箸を使いましょう。

二つ目は最強の歯周病菌と言われているPorphyromonas Gingivarisという細菌は血液が存在すると俄然活動性が高まるそうです。
歯磨きしたときに血がでる人は菌が活発に活動し始めているサインですので要注意です。
どこかに歯茎の炎症が起きている証拠ですので、甘くみないで受診してくださいね。

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ブログ始めました

この度、関係者の皆様のお蔭をもちましてホームページを作製することができました。
長年診療に携わってきますと今まで見えていなかった事が見えてきたり、研究の結果新しい事実が判明したりして、診療における姿勢や考え方も変化してきます。

口の中の2大疾患である虫歯と歯周病はかなりの確率で予防可能と言われています。
しかし、そのためには皆さまのご理解と行動が不可欠です。
限られた診療時間内に十分お話しすることは困難な現状です。
今回、ホームページを作製した理由の一つは、日々の診療を通じて感じたことを発信することで皆さまの口の健康についての理解が深まり、行動へと繋がれば幸せに思います。

どうぞよろしくお願いします。

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